ゴールデンスランバーを読んでみて
主人公、青柳くんは誰にはめられたのかわからないまま
首相殺しの犯人にしたてあげられてしまうお話です。
舞台は仙台。
前半は病院内と事件のその後ことがつらつらと書かれています。
その後のところで「あー、こういう終わり方するんだろうな」
と思わせる箇所が色々出てきます。
さすがに、予想通り終わるとは思えなかったので
どのように幕を閉じるのかワクワクさせてくれる描き方で
なかなか期待が持てそうでした。
んで、もって中盤あたりからは主人公に焦点が当たり
その日、何が起きたのかがわかります。
普段からはありえない警察が描かれていますが
「首相殺し」を押し付けてくる役になっているので
ありえないながらも「ありえそう」という感じなので
青柳くんが逃げ切れるのか毎度ハラハラさせられます。
携帯を手放すときにようやくその手を使うか!
と思う展開になるんですがしっかり貼られている
複線によってピンチになってしまいます。
ちなみに複線ってのはすっごい監視システムのことなんですが
あんまり活躍しなかったりしてます。
読んでて、忘れちゃうくらいでしたしね。
がんばり過ぎると物語り終わっちゃうからかなぁ?w
それと、ところどころで複線を回収していくんですが
あまり不自然?とは感じさせない面白さがありました。
回想(思い出)シーンも結構多いんですが
飽きさせない工夫がしてあるのか
それとも無駄なところがないのか
スラッと読ませてしまうあたり
凄くプロットを練ったんじゃないかと思います。
犯人に仕立て上げられるという状況で
紙一重で展開される逃亡と関わりあう人との信頼。
絶妙なありえなさがとても面白い作品でした。
あー……
東関東大震災で起こった原発の問題での政府の対応が
このゴールデンスランバーでの警察(国家権力)
とダブるところがあって本当にありえそうで怖い。